ゴジラ部部長です。
今回紹介する怪獣は「大ダコ」です。
ゴジラシリーズでの出番は少ないですが、東宝怪獣映画では度々出演している怪獣です。
実は「ゴジラ」(1954)は大ダコが主役となる予定だった!?
今回は大ダコの紹介をしていきます。
データ
別名 海魔大ダコ 大タコ(タに濁点が付かない)
「キングコング対ゴジラ」の大ダコ
身長 30メートル
体重 600トン
「フランケンシュタイン対地底怪獣」「サンダ対ガイラ」の大ダコ
身長 25メートル
体重 2万トン
登場作品
「キングコング対ゴジラ」
キングコングが住みかとしていたファロ島に上陸し住民を捕食しようとした。
キングコングと戦いとなり頭に絡みついたりするものの、キングコングの怪力によって投げ飛ばされて、海に逃げていった。
「フランケンシュタイン対地底怪獣」
バラゴンを倒したフランケンシュタインの前に唐突(本当に唐突)に登場し、フランケンシュタインを湖に引きずり込みそのまま消えてしまう。
「サンダ対ガイラ」
嵐の夜に船を襲っているところをガイラに妨害される。その後、海に叩き込まれて絶命する。
説明
「ゴジラ」(1954)が制作される前に円谷英二は大きなタコが出現する映画を企画していた。
その企画が「キングコング対ゴジラ」の大ダコに生かされることとなる。
「キングコング対ゴジラ」の大ダコは一部本物のタコが撮影に使用された。
撮影の際にタコが思うように動かないためにタコの目にピンライトを当てたり、熱した棒でつついたりしてタコを動かした。
使用されたタコはマダコ40~50匹で、撮影後にスタッフで2日間かけて食べつくしたが、量が多いために飽きてしまうスタッフもおり、これが原因でタコが苦手となってしまったスタッフもいた。
「フランケンシュタイン対地底怪獣」では当初は登場する予定ではなかったが、「キングコング対ゴジラ」の大ダコが海外で受けた為に、海外用に撮影された。しかし、実際の海外用では未使用となった。
その為に、初めて大ダコの場面を観ることができたのは国内でのテレビ版だった。
「サンダ対ガイラ」で船員を襲う大ダコは今観てもモンスター映画として一見の価値あり。