ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966)ネタバレあり感想【ゴジラ検定に向けて④】

ゴジラ部部長です。

ゴジラ検定に向けて第4回目、今回もゴジラ映画の観なおしをしていきます。

今回選んだ作品はこちら!

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966)

もしかしたら、一回くらいしか鑑賞していないかもしれないです。

本来はキングコングが主人公と企画されていた作品ですね。

※完全ネタバレの記事となっています。まだ作品を観ていない方はご注意ください!

【ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘】作品情報

1966年12月17日公開
カラー、シネマスコープ(東宝スコープ) 87分

製作:田中友幸
監督:福田純
脚本:関沢新一
音楽:佐藤勝
特技監督:円谷英二
特技監督補:有川貞昌
キャスト:宝田明、水野久美、当銀長太郎、砂塚秀夫、伊吹徹

引用:「ゴジラ検定」公式テキスト

今回も「ゴジラ検定」公式テキストから引用します。

今作の対戦相手はエビラです。モスラとも少し争う場面があったような…。

それでは今回も検定に向けて鑑賞していきます!

「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」観ながら感想

~オープニングからレッチ島上陸まで~

南の島っぽい音楽(?)からタイトルが出てきてスタッフ・キャストのテロップに移ります。

福田純監督の作品は今回の企画では初めての鑑賞です。

南洋で行方不明となった彌太の家族が彼を探してもらう為に、弟の良太が行動する所から話が始まります。

イタコの話では彌太が生きているということで、良太は生存を信じているようです。

耐久ラリーダンスコンクールの場面へと移ります。15人が3日間ダンスを踊っていたようです。普通にすごい(笑)
それを見ている良太。コンクールのヨットを狙いますが、もう断念します。

ダンスコンクールで知り合った大学生の市野、仁田と共に勝手に他人のヨットに忍び込みますが、あっさり持ち主の吉村に見つかってしまいます。

一泊する3人ですが、良太は夜のうちに勝手に帆をはってしまい、船は海原へと進んでしまいます。

しかもヨット内でのラジオにて持ち主と思われていた吉村は実はヨットの所有者でなく、金庫破りまでしたことが判明します。

不審な雰囲気なままヨットは良太の兄を探すために更に進んでいきます。
やる気であふれている良太とその他3人のやる気のなさがよく伝わります。

時間が経つとやがて食料も切れてきます。
嵐にまで巻き込まれてしまい、ヨットは沈没しかけてしまいます。

海を見ると大きな鋏が…。エビラ登場です。

~ゴジラとエビラの初戦~

4人は何とか近くの島に流されて生存していました。
今作の舞台となる「レッチ島」です。

吉村は金庫破りで手に入れたお金が流れてしまったことに気づき、怒りをあらわにします。
罪人とは言え、良太に巻き込まれて少しかわいそうですね。

4人は島を探索しているうちに「黄色い汁」を撒いている船を発見します。

秘密組織「赤イ竹」が登場します。インファント島の島民をさらって働かしているようです。

島民が海へと逃げ出しますが、そこにエビラが…。2人とも串刺しとなってエビラに食べられてしまいます。
ゴジラシリーズでは貴重な人間の捕食シーンですね。

騒ぎを利用して島民のダヨは逃げ出し、吉村たちと出会い赤イ竹から逃亡します。
今作の平田明彦演じる竜尉隊長は少し間の抜けたキャラクターとなっています。

洞窟へと逃げ込んだ5人。そこで、吉村たちは赤イ竹に島民が攫われているインファント島の現状を聞かされます。
更には良太の兄彌太はインファント島にいることも判明します。

インファント島民は黄色い汁を作らされています。

ダヨはモスラに助けを求めますが、モスラは眠ったままです。
小美人も登場します。今作からはザ・ピーナッツからペア・バンビが演じています。

吉村たち5人はレッチ島内でゴジラが眠っているのを発見します。

5人は吉村の鍵開けによって赤イ竹の内部へと侵入します。
中は核爆弾の元の重水工場であることが判明します。

竜尉隊長に見つかってしまう一行ですが、発煙筒を利用して逃げ出します。
仁田は捕まり、良太は気球が絡まってしまい空へと飛んで行ってしまいます。
この辺りがいかにも冒険活劇って感じで楽しいですね。

残った3人は洞窟内にいるゴジラが生きていることを発見します。
仁田は奴隷のインファント島民たちと同じ部屋に閉じ込められます。

そこで仁田はエビラが黄色い汁を苦手としていることを島民から聞き出します。

インファント島では未だモスラは眠っており、小美人と島民は歌と踊りでモスラを復活させようとしています。
そこに気球に乗った良太が空から降りてきます。
インファント島にいる彌太と良太はついに再会します。

レッチ島ではまだ3人の探索が続けられています。
そこで3人はゴジラを生き返らせることを思いつきます。
島に落ちていた剣を避雷針として雷をゴジラに浴びせさせる作戦を計画します。

同じころ、仁田は黄色い汁を偽物に入れ替える作戦を思いつきインファント島民と共に実行します。

彌太と良太は再びレッチ島へと向かいます。その時小美人は黄色い汁を持たせてくれます。島民には「大きな網」をこしらえておくように伝えます。

「どうして大きな網を?」
小美人「時が来れば分かります」←今説明してほしいです。

彌太と良太は2,3日くらいでレッチ島に着いたようですが、インファント島とレッチ島は大分近いようですね。
2人がレッチ島に着いた頃に嵐がやってきます。

嵐によって黄色い汁の樽が流されてしまった彌太と良太はエビラに襲われかけます。
その頃にゴジラも嵐による落雷によって復活します。

彌太と良太を追ってきたエビラと復活したゴジラが出会い、戦闘になります。
その隙に2人は何とか逃げ出します。

ゴジラとエビラは岩を投げあって攻撃しあいます。(キャッチボールみたい)
エビラに放射熱線を浴びせるゴジラ。エビ怪獣だけにかなり効果があるようです。

エビラも鋏を使いゴジラに肉弾戦で挑み、海中へと引きずり込みます。
その後エビラは撤退していき、ゴジラは島へと向かっていきました。

吉村たちは彌太と良太兄弟と合流し、インファント島民救出に向かいます。
彌太は漁師たちの中で「浪花節の彌太」と呼ばれているようですね。

赤イ竹にダヨが追われますが、ゴジラが現れ難を逃れます。
この時のゴジラは完全に正義の味方ではありませんが、すぐに人を襲うような凶暴さも無い中立的な性格となっているようです。

ダヨに興味を持つゴジラ。この辺りの演出はキングコングの名残がありように感じます。
「美人+コング」ならぬ「美人+ゴジラ」です。

~赤イ竹の滅亡まで~

ダヨの近くで眠っていたゴジラですが、そこに大コンドルが現れて戦闘となります。

大コンドルはゴジラより小柄ながら、中々好戦的な性格をしていますが、あっさりとゴジラの放射熱線によって焼かれてしまいます。

大コンドルを倒して自分の鼻をかくゴジラ。これもキングコングの名残らしいです。

得意気なゴジラに今度は赤イ竹の戦闘機の攻撃が行われます。
それをどんどん墜落させていくゴジラ。
教訓「戦闘機はゴジラの近くに飛ばせないこと」

赤イ竹の基地から攻撃を受け、基地に向かうゴジラですが、10万ボルトの攻撃を受けてしまいます。
「もっと電圧を上げろ!」

赤イ竹の基地を破壊するゴジラ。街での破壊シーンがないので、唯一の人工物破壊シーンですね。

ゴジラに対抗するために赤イ竹はエビラを利用しようと企みます。でも黄色い汁は偽物…。
この後はもちろん…。

ゴジラの破壊を利用してインファント島民は何とか逃げ出します。
そして赤イ竹のメンバーも黄色い汁を利用してエビラを遠ざけて逃げようしますが、黄色い汁は偽物で、ついにエビラに沈没させられてしまいます。

赤イ竹の船を沈没させたエビラは再びゴジラと対峙します。
ゴジラとの第二ラウンドです。

今度はゴジラも海に浸かりながらエビラの元に向かいます。
エビラも得意の水中戦へと持ち込みます。

その頃吉村一行は、赤イ竹の工場を破壊します。
同時にインファント島民は小美人に言われた通り大きな網を作ります。

インファント島ではモスラがついに復活します。
この後の作品の「怪獣総進撃」では幼虫モスラが登場している為に、この成虫モスラは死亡したと考えられます。

ゴジラとエビラの対決ではゴジラはついにエビラの鋏をもぎとることに成功します。

そこにモスラが登場します。やはりこのスピード的にインファント島とレッチ島は近いことが分かりますね。

インファント島民を救いにきたモスラは大きな網を利用して、島民を救い出します。
ゴジラがモスラに反応して攻撃を仕掛けますが、モスラはそれには応じず島民を救い出します。
「三大怪獣 地球最大の決戦」で味方になったようなゴジラとモスラですが、完全に仲間という感じではないようです。

レッチ島の爆破の為にゴジラに逃げるように言う人間たちですが、ゴジラは爆破に巻き込まれてしまいます。
吉村たちの感想を聞く限り、ゴジラが人間にとって中立な感じになっているのが伝わります。

モスラは吉村や島民を無事救出し、レッチ島は

「しかし、原水爆の火は消えない。これからは使う人間の良心の問題だ」
「何だか説教されているみたいだな」

そのように話している間にゴジラは無事だと言うことが判明します。

そして物語は終幕となります。

まとめ

「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」は南洋の島を舞台とした冒険活劇でとても面白かったです。

この後「ゴジラの息子」に続くようにゴジラ映画は南の島を舞台とした作品が多くなっていきます。

元々はキングコングが主人公だった作品だけに、ゴジラにしては珍しい行動をしているのも今作の見どころの一つです。